校長室から__

学校だより第1号(4月) 校長 相澤 顕



令和5年度がスタートしました。コロナ禍はいまだ終息の見通しがもてないでいますが、新入生180名を迎えて全校477名、新たな職員10名も加わり、学校全体がフレッシュな空気に満ちています。私事ですが、今年私は60歳退職の年を迎えます。今年度は、東中通算17年目の勤務です。今まで関わった生徒やお世話になった皆様に感謝の気持ちを忘れず、誠心誠意努力し、全力で職務に専念する所存です。至らない点や不満に思われることもあるかもしれませんが、職員一同心を一つに、精一杯頑張ります。どうか、温かいご支援・ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



入学式では、新入生に「友達を大切にしてほしい」こと、「目標をもち、それに向かって挑戦してほしい」ことについて話しました。これらに加え、これからの1年間、私から全校生徒へ伝えていきたい思いや願いは次の3点です。

1 「人に好かれ、人のために」
 昨年度、1年間毎朝、生徒玄関前を掃除している3年生のグループがいました。また、夏休みに、熱中症で倒れかけている人を救った生徒が2人もいました。このように、東中の生徒は、明るく元気で人懐っこく情に厚い、とても素晴らしい人間性にあふれています。「人に好かれ、人のために」そんな熱い思いをもった未来のリーダーを育てたいと思っています。

2 「自信をもって、堂々と話す・伝える」
 社会に出ると人前で話す機会が多くあります。自信なさそうに物怖じしていると、人間関係づくりがうまくいかない場合もあります。東中の生徒には、顔を上げて自分の考えを堂々と話してほしいと願っています。自己表現ができる東中生に育てたいと思います。

3 「なにくそ精神」
昔から「鉄は熱いうちに打て」とよく言われます。私は、貧乏農家で、生きるために嫌というほど農作業をさせられました。どんなに豊かな時代になったとしても、人生は楽な日々ばかりではありません。例え、どんなに辛い時があろうとも、「なにくそ」と思って乗り越えられる強い精神力をもった生徒に育てたいと思っています。




2023年05月08日