校長室から__

校長室から 4月 東中生の成長に期待して    校長 相 澤  顕 



東中生の成長に期待して    校長 相 澤  顕 
 
 新しい年度、令和4年度がスタートしました。コロナ禍はいまだ終息の見通しがもてないでいますが、新入生149名を迎えて全校440名、新たな職員16名も加わり、学校全体がフレッシュな空気に満ちています。
入学式では1年生に、中学校生活では、「出会いを大切にしてほしい」こと、「目標をもち、それに向かって挑戦してほしい」ことについて話しました。
これらに加え、これからの1年間、私から全校生徒へ伝えていきたい思いや願いは次の3点です。
 
1 「人に好かれ、人のために」
 昨年度、私は1年間1度も生徒を叱ることがありませんでした。むしろ、褒める生徒がたくさんいました。例えば、地域でとても爽やかな挨拶をして褒められた生徒や、登校時に落ちているごみを拾ってくれていた生徒、自転車でヘルメットをしっかりかぶって乗車マナーが良いと褒められた生徒などでした。  
東中の生徒は、明るく元気で人懐っこく情に厚い、とても素晴らしい人間性にあふれています。「人に好かれ、人のために」そんな熱い思いをもった未来のリーダーを育てたいと思っています。

2 「自信をもって、堂々と話す・伝える」
 社会に出ると人前で話す機会が多くあります。学校でも代表として人前で話す機会が何度もあります。そんな時、原稿を書いて自分の考えや思いを一生懸命伝えようと生徒は頑張っています。しかし、原稿を見て読んでいると、なかなか自分の熱い思いが伝わらないこともあります。私は書いた原稿に頼るだけではなく、(マイクを手に持って、)たとえ短くてもよいので、顔を上げて自分の考えを堂々と話してほしいと思っています。自己表現ができる東中生になることを期待しています。

3 「なにくそ精神」
昔から「鉄は熱いうちに打て」とよく言われます。東中生は部活動等で心や体をかなり鍛えています。時には「なにくそ、負けてたまるか」と歯を食いしばって頑張っている姿を何度も見ています。人生は、楽なことばかりではありません。これからの人生でどんなに辛い時があろうとも、「なにくそ」と思って乗り越えられる強い精神力をもった生徒に育てたいと思っています。
 
私事ですが、あと2年で60歳退職の年を迎えます。今年度は、東中通算16年目の勤務です。今まで関わった生徒やお世話になった皆様に感謝の気持ちを忘れず、誠心誠意努力し、全力で職務に専念する所存です。(時には)至らない点や不満に思われることもあるかもしれませんが、職員一同心を一つに、精一杯頑張ります。どうか、温かいご支援・ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。






2022年05月31日 相澤 顕